

沖縄は年間平均気温が23度なのにもかかわらず、刺し身を冷蔵せずむき出しのまま露店で販売していたりする。大きさといい味といい固さといい、内地の豆腐とは一線を画した沖縄の島豆腐は、あえて腐りやすい「生絞り」という製法で作られている。亜熱帯の島・沖縄では「ものが腐る」のは当たり前。腐らないよう躍起になるより、そのときどきに手に入るいちばんおいしいものを食卓に供するという習慣が、今でもしっかり根づいているのだ。そのことを如実に表しているのが、沖縄の代表料理、チャンプルー。各時季にでまわる野菜をなんでも使えるこの料理は、実はウチナーンチュ(沖縄人)が「旬」を味わうことを知っているひとつの証でもある。「食」が人間を育てる「食育」などという言葉が近年いわれるようになったが、沖縄の「食」を覗くとそこからは“沖縄”そのものや“ウチナーグチ”がみえてくる。沖縄旅行のときは、是非沖縄料理を思う存分楽しんでもらいたい。
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循環方式が問題かといえば、せっかくの温泉成分が変質してしまい、ただのお湯に同然になりかねないという点にある。しかし、さらに危険な問題をはらむケースもあるのだ。流れ出たお湯を濾過・殺菌して再利用した循環湯は、一見すると無色透明で清潔に見える。だが、よくよく考えると、温泉にはいろいろな人が入りにくるわけで、なかには下腹部や体をろくすっぽ洗いもせず、いきなりザブンと浴槽につかる人もいる。温泉に入浴すると当然、汗や脂肪などの老廃物が、入浴した人の数だけお湯に溶け込んでいく。人気のある温泉なら一日何百人もの老若男女が入浴する。そんなお湯をいかに濾過・殺菌したところで、完全に清潔になるとはいいがたい。さらに問題なのは、お湯をきちんと毎日取り換えもせず、何日も循環させている施設があることだ。ひどいところになると一ヵ月に一度しかお湯を取り換えないところもあると聞く。そんなずさんで不衛生な管理をすれば、どういう事態を招くことになるか。それがたびたび温泉施設で問題になる「レジオネラ菌」の集団感染にもつながっていくことになる。国立感染症研究所と全国一四の衛生研究所が共同で、二〇〇一年秋から二〇〇二年の初めにかけて、全国の温泉地やスーパー銭湯など二三七ヵ所の内風呂、露天風呂、ジャグジー風呂などをそれぞれ調査した。その結果、調査した六四%にあたる一五四ヵ所の公衆浴場から、アメーバが見つかったという報告書を、二〇〇二年の八月に発表した。アメーバは、体長が約一〇〇分の三ミリ前後の単細胞生物で、淡水や海水、土壌に広く存在している。しかし、やっかいなことに、温水で増えやすいアメーバには、重い肺炎を引き起こすレジオネラ菌増殖の温床になり、まれに脳炎の原因になって死亡事故を誘発することもあるのだ。ただ、そんな調査が報告される中、夕日ヶ浦温泉は、「かけ流し」の温泉であり、安心なので、心配せず訪れてもらいたい。
[参考旅行情報]
京丹後市の夕日ヶ浦温泉旅館
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